Contest 作文コンクール

「第13回 外国人技能実習生日本語作文コンクール」優秀賞

プロフィール
  • 名前:ドー ティ ホアさん
  • 職種:電子機器組立て
  • タイトル:「外国人技能実習生になって」

日本に来た最初の日を覚えていますか。2020年12月12日、寒くて雪の降る日でした。日本に来たばかりの時、初めて家を出、遠い国に来て、日本語が苦手だったのでとても緊張しました。初めて飛行機に乗った時、初めて外国の見知らぬ人と話した時、初めてラーメンを食べた時、今でもはっきりと覚えています。
2021年1月14日、(株)日本計器鹿児島製作所に来ました。ここは、私がこれから3年間勉強して働くためにお世話になる場所です。入社の時は、とても緊張して心配でした。頭の中で学んだ日本語の文章をたくさん思いましたが、一言も言えませんでした。みんなの名前を間違った時は、みんな怒るだろうと思いましたが、逆に名前を覚えることができて嬉しかったです。その後、仕事と日本での生活を教えてくれました。昼過ぎには、衣食住を行う寮に着きました。寮はとても近く、設備が整っていました。会社の思いやりに、とても感謝しています。
仕事の初日、会社と仕事の事を聞いてからみんなに挨拶をしました。それから作業を開始しました。初めて仕事に行くので、驚きがたくさんありました。日本語が苦手でしたので、仕事は2、3 回聞かなければならない事も有りましたが、それでも誰も喜んで答え、心をこめて教えてくれました。徐々に行事に慣れて、同僚とも色々と話をしました。日本の生活に慣れてきたので、初めてここに来た時のように母国の家のことを思い寂しくなることも少なくなりました。休日には、会社の人がスーパーなど色々な所に連れて行ってくれます。生活の中で困った時は助けてくれます。
日本で1年半経って、かなり成長しました。ここでは色々なことを勉強しました。ルールをマスターすること、会社では問題が発生した場合は、報告する必要があること、挨拶、ありがとう、ごめんなさいの大切さも学びました。待ちの行列文化、交通法規にも注意しないといけません。
日本では家族がいなくても、周りの友達や同僚、近所の人がたくさん手伝ってくれます。会社とみんなにとても感謝しています。
最近、テレビとネットで私たち外国人技能実習生のニュースを見ました。仕事をしながら技能を学ぶために日本に来たのに、コロナのせいで仕事がなくなり、生活ができなくなって、悪いことをしてしまった人や病気になってしまったけれども、国へ帰れずに、お金を友達から借りて、治療をしている人でした。とても悲しい気持ちになりました。技能実習生みんなが、私たちと同じように過ごすことができているのでないのだと思いました。
自分でしっかりと目標をもって、毎日をすごすことが大切だと思います。仕事をしながら、日本語の勉強もしています。今年の試験では、N2を受験します。
技能実習生としての残り1年半、良く学び、よく遊びで、がんばっていこうと思います。

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